ここまで、
第一弾では、
「掃除も水拭きも、できるだけ全部お任せ」
第二弾では、
「掃除機がけは自分でやって、水拭きだけお任せ」
という条件でロボット掃除機を調べてきました。
今回はさらにシンプルにします。
今回調べたいのは、
「水拭きはいらない。掃除だけロボットにお任せしたい」
というタイプです。
掃除機を出して、部屋中を掃除する。
この作業だけでも、毎日となると意外と面倒です。
そこで今回は、7万円以下で清掃をできるだけ自動化できるロボット掃除機を調べてみました。
今回の条件
今回の条件は次のとおりです。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 予算 | 7万円以下 |
| 掃除機がけ | ロボットに任せる |
| 水拭き | 必要なし |
| ゴミ収集 | できれば自動 |
| マッピング | できれば搭載 |
| 障害物回避 | できれば搭載 |
| 消耗品 | 維持費も確認 |
第一弾・第二弾と違い、
水拭き機能は今回の評価ポイントから外します。
なぜ「清掃だけ」なのか?
ロボット掃除機を調べていると、
「水拭きもできます」
「モップを自動で洗います」
「モップを自動で乾燥します」
という機能がたくさん出てきます。
もちろん便利です。
ただ、
「水拭きはそもそも必要ない」
という人もいると思います。
例えば、
- 水拭きは自分でやる
- フローリングを水拭きする習慣がない
- カーペットやラグが多い
- 掃除機がけだけ自動化したい
- とにかく毎日の掃除機がけを減らしたい
という場合です。
そう考えると、
水拭き機能にお金を払う必要はあるのか?
という疑問が出てきます。
今回はそこを考えてみます。
今回調べた候補
7万円以下で清掃を自動化するという条件で、候補として調べたのはこちらです。
| メーカー | 機種 | 価格の目安 | 自動ゴミ収集 | 水拭き |
|---|---|---|---|---|
| ECOVACS | DEEBOT N30 PLUS | 約3万円台 | ○ | △ |
| Eufy | Auto-Empty C10 | 約29,990円 | ○ | × |
| iRobot | Roomba 105 Combo | 約29,400円 | × | ○ |
| iRobot | Roomba 105 Combo + AutoEmpty | 約59,200円 | ○ | ○ |
| iRobot | Roomba 205 DustCompactor Combo | 約44,200円 | ○※ | ○ |
※「水拭き」は今回の目的では必要機能として扱いません。
※価格は調査時点で確認した公式サイトの表示価格をもとにしています。
① Eufy Auto-Empty C10
今回の条件で特に分かりやすかったのが、Eufy Auto-Empty C10です。
公式価格は約29,990円。
7万円という予算からすると、かなり余裕があります。
主な特徴
- 最大4,000Paの吸引力
- 自動ゴミ収集
- 本体高さ約7.2cm
- 水拭き機能なし
今回の条件では、
「水拭きはいらないから、掃除機がけだけやってほしい」
という使い方にかなり分かりやすいタイプです。
さらに自動ゴミ収集にも対応しています。
つまり、
掃除する
↓
ステーションに戻る
↓
ゴミを自動収集
という流れにできます。
C10で気になった「高さ」
C10の本体高さは約7.2cm。
ロボット掃除機を選ぶとき、本体の高さは意外と重要です。
例えば、
「ソファの下を掃除してほしい」
「ベッドの下を掃除してほしい」
という場合、掃除能力だけではなく、
そもそも本体が入るのか?
を確認する必要があります。
自宅の家具の下を測ってから選ぶのがよさそうです。
② DEEBOT N30 PLUS
ECOVACSからはDEEBOT N30 PLUSも候補になります。
最大10,000Paの吸引力を搭載し、自動ゴミ収集にも対応しています。
今回の「清掃だけお任せ」という使い方を考えると、
水拭きを目的にするのではなく、掃除機として使う
という考え方ができます。
N30 PLUSはZeroTangle 2.0など、髪の毛などの絡まりを抑える機能も搭載されています。
髪の毛が多い家庭では、
ブラシに髪の毛が絡まって掃除する
という作業もなるべく減らしたいところです。
③ Roomba 105 Combo
iRobotのRoomba 105 Comboも候補として調べました。
公式サイトでは、調査時点で29,400円の表示でした。
このモデルは「Combo」という名前の通り、水拭きにも対応しています。
ただし、今回の条件では水拭きは必要ありません。
それでも候補に入れた理由は、
「今は掃除だけでいいけれど、将来的に水拭きも試してみたい」
という場合には選択肢になるからです。
一方で、
「絶対に水拭きは使わない」
のであれば、水拭き機能を持たないモデルも比較してみたほうがよさそうです。
④ Roomba 105 Combo + AutoEmpty
同じ105シリーズには、
Roomba 105 Combo + AutoEmpty
もあります。
こちらは自動ゴミ収集ステーションが付いたモデルです。
公式価格は調査時点で59,200円。
自動ゴミ収集に対応しているため、
掃除
↓
ステーションへ戻る
↓
ゴミを自動収集
という使い方ができます。
iRobotによると、条件によって最大75日間のゴミ処理を自動化できるとされています。
⑤ Roomba 205 DustCompactor Combo
もう一つ気になったのが、
Roomba 205 DustCompactor Combo
です。
こちらは一般的な外部の自動ゴミ収集ステーションとは少し違います。
本体内部でゴミを圧縮して、ゴミを捨てる回数を減らす仕組みです。
iRobotでは、条件によって最大60日間のゴミ捨て頻度を減らせるとしています。
つまり、
「ステーションを大きくしたくないけど、ゴミ捨ての回数は減らしたい」
という考え方もできます。
「清掃だけお任せ」なら、自動ゴミ収集が重要
今回調べてみて、個人的に一番分かりやすかったのが、
「掃除そのものより、掃除後のゴミ処理も面倒」
ということです。
ロボット掃除機が毎日床を掃除してくれても、
毎回、
「ダストボックスを開けてゴミを捨てる」
のであれば、完全にお任せとは言えません。
そこで、
自動ゴミ収集
があるかどうかを確認しておきたいと思いました。
水拭きなしなら、ステーションも小さくできる
第一弾・第二弾で見てきたモデルは、
- 清水タンク
- 汚水タンク
- モップ洗浄
- モップ乾燥
などが必要でした。
当然、その分ステーションも大きくなります。
一方、
掃除だけ
なら、水やモップのための設備が必要ありません。
これは結構大きな違いです。
「ロボット掃除機を置きたいけど、大きなステーションは置きたくない」
という場合には、掃除だけのモデルも検討しやすくなります。
「吸引力」はどこまで必要?
今回も吸引力について調べました。
例えば、
- Eufy Auto-Empty C10:4,000Pa
- DEEBOT N30 PLUS:10,000Pa
など、メーカーによって数字が違います。
ただし、
Paの数字だけで掃除性能を単純比較することはできません。
ブラシの構造や走行方法、床材、ゴミの種類などによっても結果は変わります。
そのため、
「10,000Paだから4,000Paの2.5倍きれいになる」
というような考え方はできません。
ここはロボット掃除機を比較するときに注意したいところです。
iRobotは「Pa」で比較できない
さらに調べていて気付いたのが、iRobotです。
iRobotの製品では、ECOVACSやEufyのように「最大○○Pa」という形ではなく、別の指標で吸引性能を説明しています。
そのため、
「Paが大きい順に並べる」
という比較はできません。
メーカーが違う場合は、単純に数字だけで比較しないほうがよさそうです。
「清掃だけ」なら価格もかなり違う
今回調べていて面白かったのが、価格差です。
例えば、
約3万円
でも、自動ゴミ収集付きのロボット掃除機があります。
一方で、
水拭き・モップ洗浄・モップ乾燥などまで付けると、
5万円~7万円近く
になるモデルもあります。
つまり、
「掃除機がけだけ自動化したい」
のであれば、
7万円を全部使う必要はない
という考え方もできます。
第一弾・第二弾・第三弾を比較
ここまでの3回を並べてみます。
| 第一弾 | 第二弾 | 第三弾 | |
|---|---|---|---|
| 掃除機がけ | 自動 | 自分 | 自動 |
| 水拭き | 自動 | 自動 | 不要 |
| ゴミ収集 | 自動化を重視 | 優先度低め | 自動化を重視 |
| モップ洗浄 | 自動 | 自動 | 不要 |
| モップ乾燥 | 自動 | 自動 | 不要 |
| ステーション | 大きめ | 大きめ | 比較的小さめ |
| 目的 | 全部お任せ | 水拭きお任せ | 清掃お任せ |
こうして並べると、それぞれの違いが分かりやすくなります。
清掃だけお任せするメリット
毎日の掃除機がけを減らせる
一番分かりやすいメリットです。
掃除機を持って部屋を歩き回る時間を減らせます。
水を使わない
水タンクへの給水や汚水処理が必要ありません。
モップのお手入れが不要
水拭き機能を使わないので、モップ洗浄・乾燥について考える必要もありません。
ステーションを小さくしやすい
水拭き対応モデルと比べて、シンプルなステーションを選びやすくなります。
本体価格を抑えられる可能性がある
水拭きやモップ自動洗浄などを必要としないので、比較的安いモデルも候補になります。
注意したいところ
もちろん、清掃だけのモデルにも注意点があります。
ゴミ捨てが必要
自動ゴミ収集がないモデルなら、ダストボックスを自分で空にする必要があります。
家具の下に入るか確認する
ロボット掃除機は、本体の高さによって入れる場所が変わります。
床に物を置きすぎない
ロボット掃除機は、人間のように物をどかして掃除してくれるわけではありません。
床にコードや小物などがあると、掃除の邪魔になることがあります。
消耗品が必要
フィルターやブラシなどは定期的に交換する必要があります。
今回調べて分かったこと
今回、第三弾として「清掃だけ」に絞って調べてみました。
そこで分かったのは、
「水拭き機能が必要ないなら、選択肢はかなり広がる」
ということです。
そして、
「掃除機がけを自動化したい」
という目的だけなら、7万円まで予算を使わなくても候補があります。
特に、
「掃除は自分でやるのが嫌」
というところだけを解決したいのであれば、
自動ゴミ収集付きのシンプルなモデル
も調べてみる価値がありそうです。
こんな人は「清掃だけお任せ」が合いそう
今回の条件から考えると、
- 毎日の掃除機がけが面倒
- 水拭きは必要ない
- モップのお手入れをしたくない
- 水タンクを扱いたくない
- 掃除後のゴミ捨ても減らしたい
- できるだけシンプルなロボット掃除機がいい
- 7万円以内で探している
という人は、「清掃だけお任せ」という考え方で探してみてもよさそうです。
3回調べてみて分かったこと
今回で、
第一弾:すべてお任せ
第二弾:水拭きだけお任せ
第三弾:清掃だけお任せ
の3パターンを調べてきました。
最初は、
「ロボット掃除機なら、できるだけ高機能なものを選んだほうがいいのかな?」
と思っていました。
でも、3回に分けて調べてみると、
自分が何をロボットに任せたいのか
を先に決めたほうが、選びやすいことが分かりました。
例えば、
掃除も水拭きも面倒
→ 第一弾
掃除は自分でできるけど、水拭きが面倒
→ 第二弾
水拭きはいらない。掃除だけしてほしい
→ 第三弾
という考え方です。
まとめ
今回は、
「7万円以下で清掃だけお任せできるロボット掃除機」
について調べてみました。
候補として、
- Eufy Auto-Empty C10
- ECOVACS DEEBOT N30 PLUS
- Roomba 105 Combo
- Roomba 105 Combo + AutoEmpty
- Roomba 205 DustCompactor Combo
などを調べました。
今回のポイントは、
「水拭きが必要ないなら、水拭き機能を無理に選ばなくてもいい」
ということです。
ロボット掃除機は高機能になるほど便利になりますが、
その分、
- 本体価格
- ステーションの大きさ
- 消耗品
- メンテナンス
なども増えていきます。
だからこそ、
「自分が何をやりたくないのか」
を先に考えると、選びやすくなりそうです。
今回の3回の記事では、
という3つのパターンで調べてみました。
次は、この3回で調べたロボット掃除機をまとめて、
「価格・機能・消耗品・自動化できる範囲」
を比較してみたいと思います。
※この記事は、ロボット掃除機について調べた内容をまとめたものです。価格・仕様・販売状況は変更される場合があります。購入前には各メーカー・販売店の最新情報をご確認ください。